3回生 内主務 吉良太志



 はじめまして!

54代滋賀大学経済・DS学部サッカー部で内主務を務めます、吉良太志と申します。



まず最初に、OB・OGの皆様、関係者の皆様、平素より多大なるご声援、ご支援ありがとうございます。



拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。




「積極的に失敗する」




これは私が最も恐れていることであり、大学生活での目標でもあります。



もちろん、最初から失敗することを目的に挑戦するわけではありません。何事に対しても積極的とは言えない自分を、これから挑戦する多くの物事からたくさん学んで"変えていきたい"という気持ちが根底にあり、このような目標をたてました。



私がサッカーを始めたのは小学2年生の頃でした。近くの小学校のチームの体験に、とても緊張しながら行ったことを今でも覚えています。今思えば、ここが私の人生にとって大きな分岐点だったのかもしれません。



それから私のサッカー人生が始まり、ボールを触らない日はほとんどないような日々を過ごします。ですが、練習や試合では失敗する自分のことばかりを考えて消極的になってしまい、なかなか自分の思うようなプレーが出来ません。



3年生のインターハイで受験勉強に専念することを決めていた私は結局、最後までプレー中のネガティブな感情に支配されたままサッカーから離れました。そんな終わり方で納得できるはずはなく、それまでの自分を振り返り、サッカーをしている時のネガティブな感情の原因を追究する日々が続きました。




「自分の努力不足なのではないか?」




それはそうなのかもしれません。努力不足による自信の無さからネガティブな感情を抱いていたのかもしれないし、もっと努力をしていれば頭の中の自分も実際の自分も、積極的でより良いプレーを出来ていたのかもしれません。しかも、努力をしたといってもほとんどが、自分が"成功するため"のものばかりに思えます。日々の練習が、試合で失敗しないためのものとなっており、そんな練習をたくさんしたところで良いプレーができる訳でもなく、それどころかその日の自分を次にどう活かすかということも考えず、失敗したという過去に拘泥するだけでした。こんなもので自分が成長するということは当然ありません。



このようにして今までの私は"失敗から何かを学ぼうとする努力"を恐れ、消極的になり、目の前のチャンスにも気付かずに過ごしてきたように思えます。「本当にもったいないことをしてきた」と今になって後悔しています。失敗しないための行動が起こした大きな失敗から学んだ私は大学では今まで以上に、何かに挑戦して成功したならそれで良いし、失敗したならその経験を今後の自分のものにするために大切にしていこうと考えました。何回失敗をしても試行錯誤して最終的に自分の満足のいく結果を出すために、成功までの過程を大切にしたいと思ったので積極的に"挑戦"ではなく、あえて"失敗"という目標を掲げています。



サッカーから得た経験は私の中でとても大きく、サッカーを始めたという選択肢が私の人生での大きな分岐点であるのは確かです。しかし、どれだけ技術が伸びようと表面的な自分が変わろうと、私の奥底にいる消極的な自分が変わらないという点ではここがはっきりと「これが大きな分岐点だった」とは言えないと考えます。



大学生活では一人暮らしやバイトなど今まで以上に自分自身で考えて行動する機会が増えました。その分自分自身に対する責任も伴うわけで、積極的に行動をすればそれなりのリスクが生じます。ですが、それと同時に何かしらの機会にも恵まれるはずです。やらなかったことに対する後悔をしないようにも日々過ごしていきたいです。



最後まで読んでいただきありがとうございました!

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