4回生卒業ブログ  嶋真太郎

 


はじめまして。

52代滋賀大学経済・DS学部サッカー部で主務を務めておりました、嶋真太朗です。54代でのブログの掲載が始まるなかでも、OBとなった僕たちにこのような場を設けてくれた第54代幹部には感謝しています。ありがとうございます。

 

初めに、平素よりご支援いただいております関係者・OBの皆様、この場を借りてお礼申し上げます。ひきつづき、滋賀大学経済・DS学部サッカー部をよろしくお願いします。

 

四年の部活を終えて今の僕が思うことを僕の部活生活を振り返りながら書きたいと思います。

 

僕がサッカー部に入部した理由は高校での部活が不完全燃焼であったからというよくあるものでした。

 

しかし入部してみると、それまでのサッカーとは全く異なる大学サッカーの難しさ、学生主体で行う部活動での部員の思考力の高さなどに圧倒され自分の力不足を痛烈に自覚しました。

 

必死でやってもついていけないような状況で、毎回の練習が無我夢中でした。そういった日々の練習や、先輩方から様々なことを学ばせてもらい、公式戦に出場する機会も増え、貴重な経験を積むことができました。

 

そして自分たちの代になり、それまでに成長させてもらった力を還元し、チームを引っ張る立場になりました。2部昇格、3部優勝を目標に一年を戦いましたが、いずれも果たせず不甲斐ない結果になりました。自分自身としては、練習のマネジメントをしていたのにチームを勝たせることができず、さらにリーグ戦の後期は自身の出場機会がほとんどなかったという結果に終わり、悔しさや無力感だけが残りました。

 

4回生でも残る決断をしましたが、とくにこれといった貢献はできず、自分が見てきた4回生の姿とはかけ離れたものになりました。

 

もっとサッカーが上手くなりたかった、もっと試合に出たかった、もっとチームに貢献したかった、そういった思いが強く残りました。

 

とくに3回生になってからの自分は、どこか常に閉塞感があるような苦しい状況が続く日々でした。この状況は2回生の前半にも感じていたことでありましたが、2回生の後半では一瞬抜け出せた気がしていました。この抜け出せていた時期は、苦しさや悔しさよりもやりがいや面白さを一番に感じていました。

 

自分がどうやって抜け出したかを思い返すと、考え続け、挑戦し、日々積み重ね、つまり努力していたということに気付きました。その上である程度の結果も出ていました。

 


あたりまえのことですが、3回生以降の自分には努力と結果どちらもが足りていませんでした。そしてとても難しいことでした。

 

ここまで書いてきましたが、「努力をして結果も追い求めることが大事」とかいう当たり前のことや、「俺には後悔がある、だから後輩には俺のようになってほしくない」みたいなことが伝えたいのではありません。

 

僕は2回生の後半でそれまでの閉塞感から抜け出し、他の人からすれば低く小さいと感じるでしょうが「スタメンになる」という壁を乗り越えました。その後はまた別の壁に阻まれ続けましたが、そのときの経験はとても面白く充実していたものでした。

 

乗り越えるものが個人ベースで小さな壁である「スタメンになる」ではなく、より難しい「試合に出て自分の活躍で勝つ」や「チームの優勝、昇格」になれば、とてつもない面白さ、達成感を感じられると思います。

 

そういった経験をこれからの人生で得られないかというとそうではないと思います。しかし、勝った負けたの世界に、たくさんの時間を費やして、自分の好きな仲間とこんなに楽しいサッカーというもので挑戦できる機会は二度とないとも感じます。

 

そして僕が伝えたかったのは、こういった難しくもやりがいのあることに挑戦できてよかったということです。そして、まだ挑戦できる後輩が羨ましくも思います。まとめると「入部してよかった」「後輩がんばれ」です。

 

最後になりますが、この拙い文章を読んでくださった方々、部活をするなかで僕と関わってくださった全ての方々に感謝します。ありがとうございました。

 

嶋 真太朗



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