2回生 合宿担当 西岡颯希



 皆さん、こんにちは、初めまして。第54代滋賀大学経済・データサイエンス学部サッカー部で合宿の方を担当させていただきます、西岡颯希と申します。拙い文章になりますが、最後までお付き合いしていただければ幸いです。まずは、この場をお借りして、日頃より多大なるご支援をしてくださっております、地域の方々や、OBの方々、保護者様、学校等の関係者様に御礼申し上げます。

 さて、今年、私が担当します「合宿」という役職から少しお話させていただきます。どのスポーツにおいても合宿や遠征というものはチームの成長において大変重要です。数日を同じ宿舎、部屋で部員と過ごすことでお互いをより理解でき、チームとして必要な信頼関係をより強固なものにできます。また、試合においても、普段は対戦することのないチームや格上の相手と対決することで、新たな発見や良い刺激を得ることができ、チーム力の底上げが促されます。その合宿に私が携わるといわけですが、旅行会社の方やその他関係者との連携をしっかり取り、より円滑に進めることで、他の部員、チームに試合や合宿での生活に100%フォーカスしてもらうということが責務だと考えています。去年は新型コロナウイルス蔓延により、合宿が行えませんでした。そして、今年もどうなるのか分かりませんが、行えるのであれば、チームにとって実りのあるものになるよう尽力します。

 次に、私のことについてお話していこうと思います。このブログは部員やOBの方々、保護者の方々に読まれると思いますが、来年度の新1回生がサッカー部に入部する際の参考にもなれば嬉しいです。小学校5年生からサッカーを始め、高校受験の際に1度長い時間サッカーと距離を置き、大学に入学と共にサッカー部に入部し、今に至ります。私が大学サッカー部に入部した最も大きく、簡単な理由として、高校受験期にテレビで観た2018年ロシアW杯の影響です。サッカーと距離を置いて、サッカーの試合を観たとき、「やっぱりサッカーがしたい」と何か湧き上がるものがありました。ただ、それだけに突き動かされて入部しました。初めはこれだけの理由でしたが、入部し、活動していく中で多くのやりがいや苦悩を経験できています。まず、責任感。大学の部活動に参加するということは、これまでの部活動より遥かに大きな責任というものが個人に課せられます。私たちを例に挙げるならば、4回生はこれまでの経験を部全体に還元していくこと、3回生は幹部としてそれぞれの役職を全うすると共に部全体の運営、2回生は次期幹部として上回生から多くを学ぶこと、1回生は練習前の準備を抜かりなく行うなどです。部活動をしていない学生はバイトをしたり、遊んだりしているにも関わらず私たちは厳しい環境に身を置いているため、これらの責任はかなり重く逃げ出したくなるものであると思います。そこで、私が意識しているのはチームの信頼というものです。組織において与えられた仕事、責務を全うできない人に対して信頼は生まれませんし、その組織に良い影響も生まれません。また、何よりも自分のためではなくチームメイトやチームのために全うするということへの力です。自分だけへの責任は逃げてもただ自分に非が返ってくるだけですが、チームに対する責任を逃げるということは信頼を寄せてくれている仲間を裏切ること、チームに悪影響を及ぼすこと、これまでの積み重ねを台無しにすることに繋がります。それを避けるためにも与えられた責任を果たす必要があり、自分ではなく誰かのために、信頼のために負う責任は重荷ではなく推進力に変わるという「責任」と「信頼」の相互的な作用をこの2年間で僅かながら学べたと考えています。

 次に、意義や意味について考えさせられました。私自身、何度か部活動を辞めようと考えたことがあります。その時に「このまま続けて何の意味があるのか」と思っていました。しかし、それは自分では考えもせずに、ただその時々の状況の負の感情に任せていたのだと思います。元々意味の与えられていることもありますが、私はそれ以上に自分で考えて意味を見つける、作ることが重要だと考えています。そこには自分で考えたという結果が残ると共に自分の見つけた意味に向けて進むことができるからです。この考えもサッカー部で活動し、主体的に考えるということを通して教えられました。まだ明確には見つけられてはいませんが、2年後の卒業の際に書くブログで部活動を辞めずに続けたこと、そしてサッカー部に入ったことの意味を納得のいく形で見つけられるよう残りの時間を懸命に過ごそうと思います。

 これらのことは将来、社会に出ると当然なことかもしれません。しかし、それを大学生の間に学べることは非常に価値のあることだと思います。私は、部活動は将来の準備ができる組織であり、好きなことを思いっきり本気でできる最後のステージだと考えています。また、初めの方でも述べましたが、部活動に入るということは入らないということに比べると厳しい環境に身を置くということであり苦悩も多いでしょうが、価値あるものを手に入れられます。私の大学サッカー部に入った理由、また活動を通しての経験は以上になります。少しでも来年度の入部を考えている方の目に留まれば幸いですね。ここまで長くなりましたが、ご精読ありがとうございました。

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