卒業ブログ 五藤柚希 「信念と目標」

 「信念と目標」




はじめまして。

滋賀大学サッカー部4回生の五藤柚希です。


拙い文章ではありますが、是非読んでくれたら幸いです。


何かしら人間的な成長をしたい。そんな思いを持って僕は入部をした。

大学入って初めての悔しさを覚えたのは、1回生12月の近畿国体でスタメンに入ることができなかったときだ。そこから何としてでも、Aチームに入ってやろうと思った。先輩のおかげもあり、関西リーグ開幕一ヶ月前とギリギリでAチームに入ることができた。その後の2回生としての1年間。自分のせいで何回失点したことか、周りの人達に何回助けられたことか。特に前期リーグの阪大戦での一戦は忘れられない。チームとして2得点とったのにも関わらず、自分のせいで4失点して負けた。そして、幹部となり、個人として半分しか試合に絡めずプレー上では何も残すことができなかった。試合以外でもチームに貢献しようと、競争力向上にこだわってやってきたがチームとして結果を残すことはできなかった。

そんな3年間が終わり、いざ4回生としてサッカーを続けるか否かとても迷った。結果として続けたのだが、続けた理由は、部活を続けた方が充実した1年間を過ごせるから。と後輩や同回生には答えた。しかし、本当は違う。3年間、個人としてチームになんの貢献もしていないからだ。ここで何もできてない自分がとても嫌だったし、このままじゃ何も得たことにはならないのではないかと思った。だからこそ、4回生として「結果」を残したかった。個人としての「結果」をチームへの「結果」へとつなげる。つまり、チームが求めることプラスαとして得点やアシストを残すこと。それをチームの勝利へとつなげる。

しかし、就活が終わり部活に復帰した後、正直試合に出れる自信はなかった。なぜなら、3回生で試合に出てなかったかつ、個人として得点やアシストといった目に見える結果はこの3年間0だったからだ。だからこそ毎日胸に留めていた。必ず今年結果を残すと。結果を出すために日々後悔のない選択を行ない続けると。

その結果、一試合を除き全試合スタメン出場かつ3得点2アシストで、そのうちの1得点は決勝点をあげて勝ち点3をもたらすことができた。もちろんチームメイトのおかげであったが、少なからず結果は出せた。


それではなぜ4年間も部活に熱中できたのか?

それは信念と目標があったからである。

僕の信念は、「一つのことを成せないやつに何も成せない」である。不器用な自分にはぴったりな言葉だと思ってる。

僕にとって滋賀大学サッカー部における、成すとは、Aチームとして試合に出て活躍することだと考えている。いちサッカープレーヤーだからこそ、そこを目指したいし、目指さなくてはならないところだし、誰でも目指せる位置だと思ってるからだ。

そして、目標は「何かしら人間的な成長をすること」である。

後悔のない選択をし続ければ、何かしら成長できるのではないかと信じていた。そして、僕にとって成長とは、自分の理想像に近づく過程だと思ってる。はっきりした理想像があるわけではなかったが、自分の理想像に近づくのか否かの判断は常にしていた。これが後悔のない選択の判断基準だ。この積み重ねが、人間的成長へとつながっていったと思ってる。


僕は滋賀大学サッカー部がもっと強くなるためには競争力の向上は不可欠だと考えている。

だからこそ、動機は何にせよ、後悔のない選択を選び続け、行動し続けるべきだと考えている。

僕の動機は信念と目標の2つであったが、他にも色々あると思う。

でも、それを個人が最大限まで行った結果、競争力へと繋がり、チームの成長を最大限に促進させてくれるのではないかと信じている。

僕自身、信念と目標によって部活に熱中できたと先ほど言ったが、それを裏で促進させてくれたのは、「刺激」である。先輩が自分を気にかけて為になることを言ってくれたこと、一対一の場面で自分が負かしてくれた人がいること、練習や試合でうまく行っている姿を見せてるひと、練習前や後で自主練をしている人を見ること。そんな行動的な人が僕にとっては刺激で、自分はまだまだダメだなと思わせてくれた。人間なんてすぐに環境に慣れてしまう。だからこそ刺激を与える人間こそ価値のある人間で、一番必要な存在だと僕は思っている。それをチーム全体と考えた時、競争力へと繋がっていく。



僕はこの4年間で後悔していない。もちろん、たらればを言ってしまえばいくらでもある。でも、こんな4年間を過ごさせてもらった環境や周りの人たちにはとても感謝しています。

そして、サッカーからは離れますが、次は6年後の目標に向かって、信念を持って後悔のない行動をし続け、結果を残します。


最後にこの場を借りて、滋賀大学サッカー部の関係者、OB、OGの方々の日々のご支援に感謝申し上げます。


最後まで読んでいただきありがとうございます。



五藤 柚希

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