" より、魅力溢れる僕たちに " 伊地知拓哉




ブログリレー第6弾は第51代で外主務を務めていました、伊地知拓哉(いじちたくや)です!6人目まで回ってきたブログリレーですが、現在行われている後期リーグをもちまして引退される4回生方のブログは拓哉さんをもちまして最後となります。




こんにちは!初めまして!
滋賀大学経済学部サッカー部4年の伊知地拓哉です。
みんながハードルを上げまくったブログリレーもとうとう自分の番だという事で…
これまでのみんなの様にしっかりした文章が書けるかわかりませんが、どうぞ気軽に読んでみて下さい!

まずは日頃、ご支援を頂いているOBの皆様、試合会場へ足を運び応援して下さる皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。

という事で、
本題に入っていきます!
今回はこうした機会を頂いたので、僕が今、思う理想のチーム像と今後の滋賀経サッカー部について書いていきたいと思います。

僕とサッカーをした事がある人なら、ボールばっかり触って、ドリブルしかせん奴が今更チームの何を語るんやと、思っている所かと思いますが…少々お付き合い下さい。

まずは少し僕の話から入っていきたいと思います。
元々(今も?かもしれませんが)、僕にとってサッカーは純粋に楽しいもので、自分をアピールするための手段でしかありませんでした。練習をすればするほど、ドリブルやボールタッチ、リフティングが上手くなる。そして上手くなった分、周りから「あいつ結構上手いやん」「すごいな」と認めてもらえる喜びが僕がサッカーを続けてきた理由であり、原動力そのものでした。
そんな自己満な僕のターニングポイントは大学2回生の冬でした。全治1年の膝の怪我を負い、人生で初めて、選手ではなくチームマネジメントという役割を与えられることになりました。
正直、何をしていいか全くわからず、2回生では毎試合のようにミスを連発し、怒られまくっていた自分でほんまにいいんか?ほんまに信頼出来るんか?というのが率直な気持ちでした。





しかし、ある日の水曜練でふと目に付いたのが、同回生の姿でした。新チームが始まって慣れない中で、自分と同じ幹部が必死に声を出して、頑張っているのに、外で見ているだけで何も変えられない自分、自信がないから…なんて考えていた自分が情けなく思えました。
その時を境に、チームという視点から自分の行動や役割、何のためにサッカーを続けていくのかを本気で考えるようになりました。
そうした中でマネジメント側の立場で臨んだ昨年度、2部Bリーグ2シーズン目を迎えたチームは、2部Bリーグ残留という目標を掲げながらも2勝1分15敗、3部降格という結果だけを残して第51代を終える事となりました。その時僕が感じたのは、何も残せなかった悔しさと、チーム作りの難しさ、「結局、良いチームって何?」という疑問でした。
そうした疑問を抱えながら迎えた4回生、僕なりに出したその問いの答えは
結論から言います。
「誰がどの角度から見ても魅力的なチーム」です。

自分自身、去年1年間チームが成長し、試合に勝つためにと、精一杯練習のオーガナイズ、チームの運営を行なってきました。しかし、今振り返ってみると、その努力のベクトルはチームの競技力そのものや、試合の結果のみにしか向いていなかったように感じます。
当然、試合、リーグでの結果は全てで、重要である事に変わりはありません。本当に結果は重要です。重要なので2回言いました。けれど、4年間という限られた時間の中で、毎年引退する者もいれば、入部する者もいる大学体育会部活では、ただ競技力のみにフォーカスを当てた取り組みだけではチームの継続的な成長とは言えないと思います。というより、そこだけにフォーカスしていてはあまりにもったいない4年間だと感じます。
だからこそ、これからの滋賀経サッカー部には、代々、みんなが愛し、受け継いでいく事の出来る
「誰がどの角度から見ても魅力的なチーム」
を目指して欲しいと思います。




日々チームを支えてくれるOB、OGさんにもっと応援してもらえる存在になるために、頑張る姿を届けよう。
これまで大好きなサッカーをさせてくれた親への感謝の気持ちを届けよう。
他大学、他部活からも魅力を感じてもらえる活気のあるチーム運営をしよう。
地域の人から愛される部活を目指そう。
これから仲間になる新入生に少しでも魅力を感じさせるようなサッカーをしよう。
部内の全員が信頼し合える、元気な部活動にしよう。

なんだっていいと思います。
滋賀大学経済学部サッカー部という視点に立った時、
自分なら何が出来るか?
この回生として何が出来るか?
自分の役職なら何が出来るか?
今のチームに何が出来るか?
自分達の行動のその先にいる受け手をイメージしながら、僕達の魅力を発信することが出来たら、徐々にチームとしての成長を感じることが出来ると思います。
僕が先日の合宿の際、チームスローガンの導入を提案したのは、この考えを持っていたからです。現在の第52代のスローガン「元気」に始まり、今後各代で一人一人が個人ではなくチームという視点に立って、自分に何ができるかを考える事が出来れば、この先5年、10年後、自分たちがOBとしてチームを見た時に、今よりもっと魅力的なチームに変化していると思います。チームスローガンはそうした魅力的なチームを目指して1人1人が行動するため道標になると考えています。
これまで、滋賀大学経済学部サッカー部では、リーグ優勝や残留といった目標を掲げ、その目標を達成するために、一人一人が自分にベクトルを向け、全力で取り組むマインドが培われてきました。このマインドを受け継ぎながら、チームとしていかに成長していくかを考える新たなマインドを持って取り組めば、滋賀経サッカー部の根底にある「日本一成長出来るチーム」へと近づく事が出来ると思います。





最後に…このブログを読んで、1人でも多くの人が「まずはやってやろう」と感じてくれれば、嬉しい限りです。
気がつけば、僕がチームに関われる時間は残り2ヶ月となりました。刻々と引退は近づいています。結構寂しいです…。それでも、最後は第52代みんなで笑顔で2部B昇格という最高の瞬間を迎えたい!
あとは全力で、大好きなサッカーを楽しもう!!!!

                                  伊知地拓哉

コメント

  1. 高校サッカー部時代から、組織のためなら自分を犠牲にしてでも献身的に頑張れる男。不器用ながらも、やると決めたら、愚直に、泥臭く、最後までやり抜く姿勢に、周りは心を動かされてきました。引退まで残り少ないですが、第52代外主務のエースストライカー真太郎とともに2部昇格に向けて頑張ってください!陰ながら応援しています!!

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  2. 一OBより
    四回生のブログ、全て読ませていただきました。皆さんそれぞれがサッカー、部活、後輩、生き方などに自分の考えを持ち、それを自分の言葉でしっかりと書いてくれていることに深く感銘を受けました。皆さんそれぞれの四年間での成長を見させていただいた気がします。
    このクラブで感じ、考え、また学んできたこと、そして共に過ごした仲間は大きな財産。社会に出てからの更なる飛躍に期待します。また卒業後は彦蹴会の正会員として後輩をバックアップしてください。残り少ない部活、そして学生生活を悔いなく過ごしてください。

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