" 僕が追う理想と程遠い背中 " 片山大輔




ブログリレー第5弾は、第51代で副将を務めていました、片山大輔(かたやまだいすけ)です!




はじめまして、滋賀大学経済・DS学部サッカー部4回生の片山大輔です。

僕はこのチームで「自分もああいう存在になりたい」と思える先輩達にたくさん出会えました。その中で自分が今でも理想としているのが、49代主将の竹内奨さんです。チーム内の選手に対してそう思ったことは大学サッカーまで無く、はじめてでした。

1回生の冬、雪ばかりで室内練習しかほとんどできない時期に、サッカーができない煩わしさと地元の友達ともっと遊びたいという些細な理由で部活を辞めようと考えました。当時の主将の円尾さんにも実際に話をしました。しかしその日からの1週間、いざ辞めると考えて練習や試合をしていると、やっぱりサッカーが好きだと感じるとともに、もっともっと先輩達と一緒にサッカーをしたい、遊びじゃなく真剣にできるこの環境で続けたいと思いました。改めて自分にとってのサッカーという存在がどれだけ重要なものだったのかを痛感し、辞めるという考えはすぐに覆りました。

結局円尾さんには続ける意向も伝えず現在まで辞めずに続けています。笑
申し訳ありませんでした。

部活を辞めずに続けようと決めてから、少しずつですがこのチームに欠かせない存在になりたいと思うようになりました。2回生のリーグ戦では肩の脱臼のためリーグが開幕してすぐチームから離脱しました。外から試合を見ながら、自分がいなくなってもチームは特に変わらないように感じました。悔しかったです。代わりに出た選手の方が自分よりチームに貢献できている風にも見えました。

後期リーグ開幕には間に合わせたく、合宿から復帰しました。しかしリーグ途中で再び肩の脱臼でチームから離脱しました。

このチームからいなくなったら困る選手って一体どういう選手なのか。自分は間違いなくそこまでの選手では無いと強く感じました。




またリーグ戦を外から見続け、上回生の先輩達の存在の大きさを再認識しました。先輩らが今いいひんくなったらヤバいやろうなって思いました。

50代のリーグ戦が終わり、残っていた2つ上の4回生が引退し大きく何かが欠けたように感じました。50代の先輩が何人か残ってくれたことは自分たちの代にとって本当にプラスでしたが、センターバックでチームの軸として活躍していた奨さんが抜けることはチームとしても、僕個人としてもダメージが大きかったです。

さらに51代のチームでは、自分が奨さんに代わってセンターバックをすることになりました。何もかもが自分は劣っているのに果たして務まるのかと。それに加えて自分が怪我から復帰できるのも、リーグ開幕の直前で時間も限られていました。でも選択肢はなく、本当にやるしか無いという状態でした。




奨さんにはなれないかもしれないけど、奨さんのようにチームに欠かせない圧倒的存在感のある選手になりたい。これまでのサイドハーフをしていた1、2回生の時とは違う意味で。強く思いました。

はじめて自主的に大学のトレーニングルームに足を運ぶようになりました。

苦手なヘディングも同回生に手伝ってもらって練習しました。


足元が下手すぎるため、個人的に「足元強化月間」というのを作って練習前後に同回生とパスとトラップの練習をしました。

筋トレに伴って、身体の使い方とか食事とか色々見たり、チーム内で話を聞いたり勉強しました。

奨さんみたいになりたいと思って2年近く経ちました。全然まだまだ程遠いです。それはただ上手くなるだけではなく、練習の取り組む姿勢とか、試合中に誰よりも身体を張るとか、イエローカードを全然もらわないとか。(ここは笑うところです。)


4回生の残りわずかのこの時期に来て、自分がいちプレーヤーとしてまだまだ成長できていないことへの焦りを感じます。これまでチーム主軸として戦ってきた先輩方と肩を並べられていないとも感じます。

ただ、残された時間で自分が奨さんのような選手になろうと必死にもがくことが、自分の選手としての成長に繋がるだけでなく、後輩に何か良い影響を与えられたらと思います。




最後に、僕は大学でサッカー部に入る選択をして本当に良かったと思います。別に人として成長したいからとか何も考えずに入りました。サッカーが好き、この大学のサークルが自分にあってなかった、新歓の時の先輩の雰囲気がなんか心地良かった。理由はただそれだけです。

一時は部活を辞めようとしていた人間ですが、今はこのチームが、チームメイトが本当に心の底から大好きで、このチームのために頑張りたいと思ってプレーできるようになりました。
1回生の時に経験した3部リーグ優勝がどれだけ難しかったことなのか、今改めて痛感しています。

自分の約17年間のサッカー人生も残りわずかです。4回生としてだけではなく、試合に出ている一選手として、出れない選手の想いを背負って戦い、2部B昇格という結果を手にして最後にみんなで笑って終わりたいと思います。
そして、結果として同回生をはじめとしたチームメイト、先輩方、家族に感謝を示したいと思います。


OB、OGのみなさん、最後まで応援よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

                             片山大輔




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