" 僕をつき動かすもの " 松下諒平


こんにちは!
ブログリレー第4弾は第51代で新歓・合宿担当を務めていました、松下諒平(まつしたりょうへい)です。



こんにちは。
今回部員ブログを書かせていただくことになりました、経済学部4年の松下諒平と申します。このような機会をいただきましたので自分が15年間サッカーを続けてきた中で感じてきた思いを綴らせていただきたいと思います。初めてこのようなブログというものを書くので、拙い文章ではありますが目を通して頂けると幸いです。



思えば今までの学生サッカー人生は後悔ばかりであったように思う。
中学の時は10番という番号をつけていながらチームの中心とは言えない状態で、最後の試合でも惨敗して中学サッカーが終わってしまった。そして、高校時代に臨んだ最後の選手権では格下相手に自分のやってきたことを何も発揮できず1回戦で敗戦し、情けない気持ちから涙も出ない悔しさに襲われる結果に終わり、何度も後悔した。
その結果への未練から入部した大学のサッカー部でもAチームの他の1回生は試合に出る中で自分は試合に出場できない日々を過ごし、2回生となり試合に出ることができたリーグ戦でも開幕後すぐに怪我で戦線を離脱したことで前期リーグを棒に振った。

復帰後も練習や試合で先輩方から怒られ続け、チームの力になれずに終わってしまった。




このように節目節目で僕は満足のいく結果で終わることができず、「やりきった」という達成感を味わうことなくサッカーを続けてきた。しかし、学生サッカーがあと2ヶ月で終わろうとしている今、自分を動かしているのは今までのサッカー人生の中で経験してきた数々の後悔だと感じることが多い。







僕は頻繁に過去を振り返る時間を取るようにしている。そこで思い出されるのは先程述べたような悔やまれる出来事が多く、その度に当時の悔しさが昨日のことのように思い出される。
ただ、僕が過去を振り返るのは単に思い出をなぞることが目的ではなく、過去にあった悔しさを思い出して二度と同じ後悔を生まないようにするためだ。

その想いを持てていたからこそ僕は15年もの間サッカーを続けてくることができたし、その想いが今の自分を作ってきたのだと感じる。そして、最後の学生サッカーを今までのような後悔の残る結果にしたくないという想いがあるからこそ自分の周りの友人とは全く違う体育会サッカー部という環境で今もボールを蹴り続けている。


 
後悔のない人間、そして同じ後悔をまたしたいと思う人間などいないだろう。だからこそ過去を振り返る時間を設けるべきだ。

そうすることで過去の後悔は自分の財産となって返ってくると僕は思う。



もう1つ僕を動かしてきた存在がある。それは毎日のように一緒に練習している仲間の存在だ。サッカーは人間が生きる上で絶対に必要なものではない、しかし僕はサッカーをする中で多くの仲間と出会い、その仲間たちと共に最高の瞬間を味わい、喜びを共有し合うことができる魅力がサッカーにはあると思う。
今の滋賀大学経済学部・DS学部サッカー部にも偉大な先輩方、大学生活で最も同じ時間を過ごした同回生、真面目な後輩たち、サッカー部にいる人たちのおかげで時が経つに連れて部活での居心地が良くなっていき、このサッカー部のことが好きになっていった。

そんな仲間たちと喜びを分かち合いたい、後輩たちに2部Bリーグというより良い環境を残したいという想いも今の自分を動かしている要素の1つである。






人生は選択の連続でその選択によって未来の自分が形成される。
入学当初は雑用の日々を過ごし、大雪の影響でボールの蹴れない日々が続いた時にはサッカー部を辞めるという選択肢が頭に浮かんだこともあった。
しかしそんな日々を共に乗り越えた同回生をはじめサッカー部には学年関係なく尊敬できる人が多い。僕はその中で多くの刺激と経験を経て、サッカーに留まらず人生が大きく変わったと感じる。

滋賀大学に入学し、サッカー部に入部する選択をして本当によかった。


リーグ戦は5節が終わり2勝2敗1分と結果が振るわずチームにとっても、自分にとっても厳しい状態にある。

ただ、この状況と向き合い、跳ね返し目標とする2部B リーグ昇格を果たすことができたときに味わうことのできる達成感や感動はこの先の人生ではもう二度と体験できない程大きなものとなると思う。



僕は現在Aチームのスターティングメンバーとして試合に出場しているためチームの結果に直接コミットできる。だからこそ同じ思いを持って試合に出ることができない他のチームメイトの思いも背負って戦わなければならない。






あと2ヶ月、残りのサッカー人生は今までの様に後悔を残すことのないよう自分のできることを精一杯やりきり、2部B昇格という目標を達成し、仲間たちと最高の瞬間を味わいたい。
そして僕の今までの人生の大部分を占めてきた大好きなサッカーと笑顔でお別れしたい。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

                                  松下諒平







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