" 「日本一成長できるチーム」 " 西村達彦



こんにちは。
今回、ブログリレー第4弾は、第51代で副務を務めていました、西村達彦(にしむらたつひこ)です!








まずは彦蹴会を始めとしたOB・OGの方々へ、日頃の多大なるご支援に感謝申し上げます。また、榎本先生には日常の練習やリーグ戦だけでなく、学生主体のチーム運営や学生生活についてもご指導・ご鞭撻頂き、心から感謝しています。本当に有難うございます。


さて、現在サッカー部で活動している皆さんは、このタイトルの言葉をよく耳にするのではないでしょうか。部員の皆さんや、これから入部しブログに目を通した新入生の方は、この言葉について今一度深く考え直し、念頭に置いて活動して欲しいと思います。
今から私なりの持論を、現実を顧みない稚拙な文章で物凄く展開するので、気分を害された方は我慢して最後まで読んで頂けると幸いです。言いたいことを端的にまとめると「チームの目指すべき姿の具体化」です。





この「日本一成長できるチーム」は、よく榎本先生が仰る言葉です。私は、先生がこの言葉を仰る意図は、自分たちで「成長」という単語を様々な側面から考え定義し、明確なビジョンを立てて活動して欲しいということだと解釈しています。そしてこの「日本一成長できるチーム」をつくることが、滋賀大学経済・DS学部サッカー部の最優先のミッションだと思います。なぜなら、このチームの部員は、部員の人間性に魅力を感じ、人間的・人格的「成長」を目的として入部する部員が多いからです。この個人の目的とチームのミッションが同一線上にあることで、チーム全体が共有できる価値観の1つとなり、個人個人の関係の質が高い強固な組織が構築されると思います。



しかし、現状「日本一成長できるチーム」では表現が抽象的すぎます。そのため、各代が重要視したい「成長」の要素を絞り、より具体的に定める必要があります。
例えば世の中の部活動に取り組むチームの中には、競技力を重要視してインカレ優勝を目指すチームもあれば、社会貢献を重要視して地域社会から応援されるチームを目指すチーム、部員の娯楽としての満足感を重要視して楽しくプレーすることを目指すチームもあります。それぞれのチームで目指す姿があり、目指す姿と重要視する要素が異なれば活動の仕方も異なります。
現状このチームでは、「日本一成長できるチーム」について特に考え込むこともなく、一番考え易い「2部B昇格」という競技力としての成長を定義しているのではないでしょうか。仮にその目標をたてたとして、その目標を達成し得る最適解を遂行できているでしょうか。本気で達成したいのならば、先生が以前仰っていた通り、練習を質量共に高めることより、スポ薦がない中でいい選手をどうにかしてスカウトすることに注力すべきです。先生のお仕事との折り合いもありますが、練習や試合のオーガナイズを学生ではなく先生にお願いしてもいいかもしれません。
そうするのではなく、学生主体の運営にあくまで拘る理由は、競技力以外の面で皆さん自身が「成長」することを目的として入部し、そこに部活動の価値を感じているからではないでしょうか。だとするならば、「2部B昇格」という成績としてのチーム目標をたてる前に、自分たちで重要視する要素を定め、「日本一成長できるチーム」の姿を定義するべきです。そして、定義した姿の進捗度を評価する指標として、チーム目標をいくつか立て、直近の目標達成に向け活動していくべきです。






今はまだ「日本一成長できるチーム」という抽象的な表現でしかこのチームの目指すべき姿が定めることができていませんが、各代が毎年新チームを始動する度に試行錯誤することで、滋賀大学経済DS学部サッカー部にとって、どういうチームを目指すべきかがやがて絞られてくると思います。考えが行き詰ったときは、当時代が被っていたOBOGの方々でもいいので気軽に相談してください。きっと現役が考えているチーム像を話せば、チーム運営に携わった経験を経た社会人なりのアドバイスが頂けるはずです。そうやって明確なビジョンをOBOGと相談することで、現役を含めた彦蹴会が一体となって、滋賀大学経済DS学部サッカー部をデザインできると思います。そうして一体となってチーム運営を更新していくことで、チーム愛も醸成され、支援に値するチームになると思います。


こんな偉そうな文を書いている僕も、こんなことを考え出したのは就職活動を経て正式に部活動に復帰してからで、むしろ1.2回生の頃は、ただ上回生の言われた通りにプレーし、目の前のタスクをこなすだけでした
そんな状態で幹部を迎え運営が上手くいくわけもなく、結局幹部の年もプレーかマネジメントかの決断ができず、中途半端に終えてしまいました。それを踏まえて今年度は変更したシステムを誰よりも理解したつもりですし、トップチームと遜色無く戦えるBチーム作りをすることができ、自分なりにはマネジメントの面で手ごたえを感じています。
それと同時に今思うことは、1.2回生の2年間の準備不足と、それに起因する幹部代での中途半端な取り組みへの後悔です。やはり幹部代での悪いイメージがあったからこそ、今年度トップチームで選手として起用されることはなかったのだと思います。僕がこの機会を用いてこのようなメッセージを残す理由は、当時の僕のように、目的もなく目標達成のためだけに取り組む部員に、部活動に取り組む意味を考えるきっかけを与えたいと思ったからです。


壮大で理想論過ぎる文章となってしまいましたが、今後部員たちがこの文章を客観的に読んで、チーム運営の一情報として参考にしてくれれば幸いです。 touji
現在リーグ戦では、5戦1分2敗2勝と非常に厳しい状況が続いています。Bチームの私はマネジメント側としてでしかAチームに関与することはできませんが、残り6節全勝し昇格できるよう努める所存です。最後になりますが、より良いチーム運営の基盤となることを願い、結びとさせていただきます。今後とも滋賀大学経済DS学部へのご声援の程宜しくお願いします。
長文となりましたがご精読頂き有難うございました。




                              西村達彦




                                



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