" 僕をつくる「当たり前」" 三ツ屋翔太




ブログリレー第2弾は第51代で副将・グラウンド担当を務めていました、
三ツ屋翔太(みつやしょうた)です!




はじめまして、滋賀大学経済学部サッカー部4回生の三ツ屋翔太です。
このような機会を頂いたので、拙い文章ではありますが、大学生活を通して、
自分の中で大切にしてきたことについて書こうと思います。


「君、当たり前の基準高いね」
これは就活中にある企業の方から言われた言葉である。
この時、初めて自分の「当たり前」について考えることになった。
自分の「当たり前」とは他者と比較して改めて気づくことだと思う。
だから今一度、みんなにとっての「当たり前」とは何なのかを考えてみてほしい。
自分の場合、毎朝7時半に起きること、授業に出てノートをとること、遅刻しないこと、
与えられた仕事はミスなくこなすこと、上手くなるための努力を怠らないこと、がある。
この他にも自分では気づいていない当たり前のことがたくさんあると思う。
周りの人たちにはこのことがありえない、馬鹿らしい、と思われるかもしれないが、自分にとっては当たり前である。



私生活では毎朝7時半に起きることが当たり前である。これは高校時代に朝練があり、毎日5時半に起きていたため、これが習慣になったのだと思う。そのおかげで遅刻したことは一度もなく、朝早い時間起きなければいけないときには他の部員から前日にLINEが来る。
他にも、授業に出てノートをとることも当たり前である。そのため、テスト前になると色んな学生からご飯代と引き換えにノートを見せてくれと連絡が来る。
このように自分では当たり前にやっていることでも、他者が当たり前でなければその基準は高いと評価され、信頼を得ることができると思っている。


サッカーでは努力を怠らないことである。それは高校時代に自主練や筋トレなど練習外の時間を費やして努力してきたが、その努力が周りの部員より足りなく、自分自身悔しい想いをしたからだ。だからこそ、大学サッカーでは誰よりも努力することを当たり前にした。



その中でこういう日があった。ある日の夜、家の周りを一人でランニングしていると、ある部員と会い、「なんで走ってるの?」と聞かれた。その部員にとってはこれが当たり前ではなく、びっくりした様子だった。しかし自分からすればこれは当たり前のことであり、逆に「なんでやらないの?」と思った。その他にも空きコマを使って筋トレしたり、色んな試合を見たり、本を読んでサッカーの勉強をしたり、とみんなの知らないところでたくさん努力してきた。
このような練習外での努力があって、この四年間ずっとAチームで試合に出ることができたんじゃないかなと今になって思う。





しかし、この四年間は楽なものではなかった。1回生のときはAチームにいたが、肩の手術で半年間プレーできなかった。2回生のときはスタメンで試合に出ていたが、自分の弱さを指摘され、先輩から怒られたり、怪我が重なったり、と思い通りにいかない1年間を過ごした。3回生のときには幹部となり、学生主体の難しさを目の当たりにし、いつも何かに追われながら、自分自身の成長を感じられない日々が続いた。



それでもここまでやってこられたのは、どんな時でも「努力をしなければいけない」ではなく、「努力するのが当たり前」の概念をもってやってきたからだと思う。また、その他にも他者とは違う「当たり前」があり、その基準が周りよりも高かったからこそ、色々な人からサッカー面でも、それ以外の私生活の面でも信用された部分があったのではないかと思う。


だからこれを読んだ人たちには、なんでもいいから自分自身の当たり前としていることの基準を上げ、多種多様な面から色んな人に信頼される人間になってほしいと思う。


この4年間で多くの先輩・後輩・同回とサッカーをしてきて、色んな人の当たり前の基準や習慣からたくさんの影響を受けてきた。高校時代のやり方や考え方をそのまま大学でも貫いていたり、生活リズムの違いであったり、と自分が知らない、感じたことのないことが当たり前のように目の前で起きており、新しい発見が日常だった。その色んな人の当たり前の日常が、サッカーに対する考え方やプレーを変えようと自分に思わせてくれた。
だからこそみんなに対して信頼できる部分、尊敬する部分もたくさんあった。

今、この4年間を振り返って、自分が出会ってきた人たちに感謝の気持ちを伝えたい。




気づけば引退まで残り2ヵ月半。
自分がこのことを思ったように、自分のプレーや行動、日常を通して、後輩にも何か感じてもらい、成長のきっかけになってほしいと思う。
だからこそ自分は当たり前の基準を現状よりもさらに高め、練習、試合に取り組み、2部B昇格の目標をチーム全員で達成したい。




長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


                             三ツ屋翔太




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