" 憧れ続けた4年間 " 久保田誠翔




後期リーグをもちまして引退される4回生の先輩方に、今までのサッカー生活について語っていただきます!
ブログリレー第1弾は第51代で新歓・合宿・キッズコーチを担当していました、
久保田誠翔(くぼたせいと)です。




はじめまして。
滋賀大学経済学部サッカー部4回生の久保田誠翔です。
今回この機会を得てこれまでの約4年間を振り返っていこうと思います。
拙く、長い文章ですが最後まで読んでいただければ幸いです。
まず、この大学生活でのサッカー部生活4年間を振り返り、挑戦と失敗、挫折の連続の4年間だったと思います。
まず、大学でサッカー部に入部した時、同回生の半分以上がAチームに選ばれる中、私はBチームに選ばれ、Bチームでも試合に出ることができませんでした。それは中学、高校と弱小チームながらずっとレギュラーで試合に出続けてきた自分にとって大きな挫折でした。
そんな複雑な心境の中、Bチームは練習のほとんどをグラウンドの端で行い、Aチームがゲームをしているときにはランニングばかり、あまりやる気のないメンバーもいて、正直「こんな状況なら辞めてしまいたい」と考えたことは何度もありました。
その後少しずつBチームで試合に出られるようになり、筋トレも始め、Aチームの選手と比べて自分に足りない技術を意識し、自分なりに毎回課題を持って練習に取り組むようになりました。
本来この部活では3回生で引退となり、その時のメンバーを見ていて正直自分はひとつ上の代が引退したらAチームに入ることができると思っていました。しかし、その考えは甘く、ひとつ上の代の先輩方が残られ、その中で自分の実力が足りず、3回生もBチームでのスタートとなりました。

幹部になり、当時の主将から「幹部はAとBでメンバーの入れ替えをするつもりはない」と聞かされた時、ショックでしかありませんでした。
それでも幹部として自分にできることを考えたとき、それは誰よりも自分がAチームに上がることを目標に努力し続け、それを下の代に見せることだと思いました。
そんな3回生が終わり、4回生でも部活を続けるかやめるかの選択肢を与えられたとき、とても悩みました。
これまでこの部活でプレーヤーとしてプレーしてきた中で、嬉しかったことと辛かったことを比べた時、自分にとって辛かったことのほうが圧倒的に多かったからです。それでも悩んだ結果、やはり1回生の頃から抱き続けているAチームに上がるという目標の達成が出来ていないことが心に大きく引っかかっていたので大学生活最後の1年間を全力でその目標達成へささげることに決めました。

就職活動が終わり、本格的にサッカーに取り組めるようになり、4年目にしてやっとAチームの練習に参加することができました。自分よりなにもかも上の選手達と一緒に練習することは自分にとってずっと願っていたことであり、練習は厳しかったですが、刺激的で心の底から楽しめたと思います。
合宿までそこで練習や練習試合に参加できていましたが、合宿でAチームに残れず、Bチームに落ちてしまいました。とても悔しかった半面、練習等で自分の実力不足は1番理解していたので納得をしている自分もいました。
自分の中で残り2か月、引退までどのようにして過ごしプレーしていくのか、正直まだはっきり整理できておらず、自分でもどのようにすればいいのか分かっていないというのが現状です。それでもひとつ言えることは、約4年間サッカーをする中で振り返ってみて、やはり楽しかったことよりも圧倒的に辛いことのほうが多かったということです。幹部である三回生のときには自分のふがいなさに試合中泣いてしまったこともありました。
結局Aチームに上がることはできませんでしたが、この4年間、向上心を持って努力し続けてきたことは間違いではなかったと思います。
大学生で初めてプレイヤーの中で尊敬できる人に出会い、そんな人たちと同じチームで練習できたことは自分のサッカー人生の中でとても大切な経験になりました。
この4年間の経験で、自分自身がプレイヤーとしてだけでなく、ひとりの人間として、大きく成長することができたと感じています。

これまで自分自身の成長にしかほとんどベクトルを向けず、あまりチームに還元することもなく、逆に迷惑もたくさんかけてきましたが、このチームで上を目指し続け、プレーすることができ、先輩、後輩、同回にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです。

とても長い文章になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

                                   久保田誠翔




コメント

  1. OB 伊藤善弘2019年10月10日 14:00

    彦蹴会大阪支部の伊藤です。
    サッカー部の現状が良く理解できる内容で、久保田さんの4年間も同時に拝見させていただきました。私は極めて平凡なプレーヤーでしたので、大したコメントも、他の後輩たちにも役立つであろうアドバイスも出来ません。
     現在マラソンで5時間を切るべく奮闘中で、オンボロの体にムチ打ったり労わったりしながら、あと3分なんとか削ろうとモガイテいます。この練習の準備過程と大会での正直な結果は、自分にしか分からない事として、その部分を大いに楽しんでいます。基本的な能力と素質は、悲しいかな存在していると感じてしまいますが、それを乗り越える瞬間もやはり存在しているとも感じます。久保田さんが、その瞬間を感じておられたなら、とても嬉しいです。

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